
ホーム > 技能五輪・アビリンピックについて > 技能五輪とは > 技能五輪競技種目について > 建設・建築系
建設・建築系にはタイル張り、配管、石工、左官、家具、建具、建築大工、造園、冷凍技術の9つの種目があります。
ていねいに美しく、タイル張りの仕上げに挑む。
課題は、壁および床を想定した下地にタイルを張り、目地詰めを行うもので、課題にはタイル張りに必要な要素をできるだけ取り入れており、様々な角度から若い選手の技術・技能とその作品を審査します。
1.壁タイル張り
(1)段取り(準備作業。墨出し→課題割付け→タイル割付け→タイル加工)
(2)タイル張り(割付けに従い下地に接着剤を塗布→壁タイルを張付け)
(3)化粧目地仕上げ(目地清掃→目地材で目地を詰める→清掃仕上げ)
2.床タイル張り
(1)段取り(墨出し→タイルの割付け→モルタル混練)
(2)タイル張り(床下地にモルタルを精度よく塗る→タイルを張付ける)
(3)化粧目地仕上げ(目地清掃→目地材で目地を詰める→清掃仕上げ)
>>JAVADA 職種紹介ビデオ【タイル張り】を見る
国際大会を視野に!壁取り付け組み立て課題に挑戦する。
作業内容を、見る人からもより分かりやすく、また、実務に即した課題を目的に、壁取り付け組み立てとなっています。
この競技課題は、競技開始直前にはじめて公表されます。また、課題は配管施工技能の基本となる次の8点にポイントをおいて作成されています。
1.図面を正しく読み取ること、全体を確実に把握できること。
2.管の切断、管の切り口の処理、ねじ加工が適切であること。
3.図面の指定寸法どおりに管の曲げ工作ができ、その際、曲がり部分につぶれやひだができないこと。
4.管を加熱し、接合または曲げ加工をする場合の加熱の程度が適切であること。
5.継手類と管の接合に際して、接着剤やハンダの使い方が適量であること。また、接合する継手類への差込長さを適確に判断できること。
6.配管が他の配管を越える場合、指定寸法どおり的確な処理ができること。
7.支給された管材料の切断を誤り、作品の完成に不足が生じたりしないよう、判断が確実であること。
8.その他、出来上がった作品全体の出来具合、水漏れ等のない事なども重要な要素です。
>>JAVADA 職種紹介ビデオ【配管】を見る
道具を使いこなし、無心で槌をふるう。日頃の鍛錬が、カタチになっていく。
課題はみかげ石を加工し、製作図に示された製品を製作すること。その際、「石工」としての基本的な技術技法を用いてノミと槌による手作業を中心に、国際大会にあわせて一部機械を使って作品を仕上げ、その技能や出来映えなどを競います。競技時間は、2日間、計10時間。
基本的な技法「小たたき仕上げ」「びしゃん仕上げ」「角出し」「直角度」「三角度」「アール加工(凸アール、凹アール)」「浮き彫り」「けずり込み(小べら仕上げ)」
>>JAVADA 職種紹介ビデオ【石工】を見る
より美しく快適な居住空間のために。ひと塗りひと塗りに、技術を込める。
競技は、2日間の11時間で課題図に示されたモールディングと又は、石膏置引きと壁を仕上げることにより、その技能や作品の出来映えを競います。
西洋的スタイルの中にも日本の昔からある塗壁を用い立体的で重厚感を出す為に、各置引きとも肉厚で凸凹をはっきりさせ、シンプルな雰囲気になっています。
左官は技術だけではいいものは作れません。感性が何より大切です。その感性を見るべく、選手の創造性を養う為に正面壁の内側に健康を意識した珪藻土を使用した自由課題としました。
仕上げ材料は健康と環境にやさしい珪藻土と石灰、天然土を組み合わせた健康壁材です。ポイントは2つで、焼き石膏の置引きはガラスのように滑らかなこととレリーフの角はどれもカミソリの刃のように鋭いことです。そして、寸法を重視しています。
>>JAVADA 職種紹介ビデオ【左官】を見る
いつまでも愛される、確かな製品づくりのために。熟練の技で、課題に挑む。
競技では、「木づくり」から「仕上がり調整」に至る一連の工程を12時間以内に完了し、課題のSide Cabinetを完成します。課題は、脚部、箱部、扉部、および引き出し部により構成され、箱物類と脚物類の両要素が組み込まれています。
個々の選手がどの部材から手がけ、どのような手順で工作するかが、ひとつのポイントです。
加工に使用する主な機械は、丸のこ盤(2種類)、角のみ盤、卓上ボール盤、電動ドリル、電動ルータまたは電動トリマ、並びに電動溝切機(ジョイントカッタ)です。このうち一部の機械は、全選手が交代で使用するので、手持ちが生じない作業の段取りも重要です。
>>JAVADA 職種紹介ビデオ【家具】を見る
ひたむきに、そしてひたすらに。新たな木工技能の高みを目指して、頂点に挑む。
競技は2日間で行なわれ、11時間30分が標準時間です。原寸図面画きから始まり、課題に挑戦します。今回の課題は国際大会に照準をあわせ、より洋風なデザインとなっています。
課題のポイントは框(かまち=両外側の縦桟)に対するR桟の納まり、R桟と交わる斜桟や立束(たてずか)が正確に接合されているかです。
道具の使い方、特にR桟の加工は反り鉋や型板を使っての加工が見どころです。
>>JAVADA 職種紹介ビデオ【建具】を見る
現場で鍛えた自慢の腕と技。渾身のチカラで、ものづくりの醍醐味を具現する。
競技は2日間の計11時間で、課題図に示された複雑な形状の木造小屋組の一部を製作し、その技術・技能や出来映えを競います。
作業は、現寸図→部材の木削り→墨付け→加工仕上げ→組立ての順で進められます。
現寸図は、すべての基になる部分なので速く正確に描けることは最も重要となります。
木削りがきれいにすばやくできること、墨付けが正確にできること、加工能力なども競技の大切なポイントです。
美の感性、緑化の技術を駆使して、身近な自然を創造する。
今年度は、一人で取り組む課題であり、2.5×3.5メートルの区画内に、高・中・低の樹木を植栽し、石積みや竹垣の施工、延段や小舗石(通称:ピンコロ石)によるストーンサークルを敷設する内容です。
中でも石積みは、少々角度が与えられているため、積むときには高度な技能が要求されます。同じく、小舗石のストーンサークルでは、同じ形の石を使って、うまく円を描くことが出来るかが、選手の技能の見せどころです。
また、御影石敷きの上に置いてある素焼き鉢(テコラッタ)には、季節の花を植えて、モダンな雰囲気を醸し出しています。
>>JAVADA 職種紹介ビデオ【造園】を見る
より美しく、かつ高い気密性を確保したフロンガス冷媒配管施工に挑む。
選手たちは、冷凍装置の中の冷媒ガス(フロン)が流れる配管部分を作っています。
今回の課題は、様々な太さ(内径約1.5~25ミリ)の銅配管を用いたフロンガス冷媒配管設備の加工課題で、技能検定1級課題に技能五輪国際大会に出題された異種金属の接合要素などを付加した、極めて難度の高いものとなっています。
厳しい寸法精度をクリアし、なおかつロウ付け接合部の美しさや空気の25倍の圧力でもガス漏れを起こさない高い気密性の保持など、選手はハイレベルな技能を要求されます。
©中央職業開発協会