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株式会社 S.K花企画
吉原菜々未、佐々木士将(入社1年、入社2年)
吉原菜々未さんに会ったのは昨年の技能五輪かながわ大会でのこと。敢闘賞を受賞した後の彼女の動向が気になっていた。訊けば、昨年、岐阜県立国際園芸アカデミーを卒業後、佐久のS.K花企画で新しいスタートをきったところであった。
今年の技能五輪全国大会には、同じ会社の先輩と二人で挑戦することになり、訪れた大会2ヵ月前の10月には、業務終了後の深夜に及ぶ練習を続けているところだった。技能五輪への2度目の挑戦となる吉原菜々未さんと、初挑戦 佐々木士将さんにお話を訊いた。
広く花の指導に関わる社長の金澤茂さん。ワザキャンで以前取材させていただいた小林真理子さんも金澤さんの教え子だそう。
軽井沢周辺のホテルの会場装花・ブーケ製作を中心に、店舗での販売、フラワースクール、小中学校への出前授業まで、広く花の楽しみを伝えるS.K花企画。今では業務の柱となっているブライダル会場装花・ブーケ製作業務だが、お店を始めたばかりの頃は、ホテルからは見向きもされなかった。そんな状況に、「何か技能を身に着けなければー。」と一念発起した社長の金澤さんは、数多くのコンテストに挑戦するようになる。
「何かが変わった」と感じたのは2000年のJFTDジャパンカップ全国大会で優勝を果たした頃だった。一つ、二つと賞状が増える度にお客様からの信頼感を感じるようになったのだそうだ。
「花はただ売るものではない。花はデザイン。花と向き合っていつでも新しいものを提案できる花屋や自分でなければと思っています。そのためには常に勉強していかなければならない。」と金澤社長は言う。
技能五輪選手と同じ年ごろの23歳の時に夫婦で小さなお店を始め、その後、数多くのコンテストに挑戦したことが転機となった。賞はあくまでも結果と話すが、「コンテストを経る度に自信がついていく。技能五輪も同じです、23歳までという若い時にしか経験できないことにチャレンジできる喜びを感じて欲しい。それがどんな結果だったとしても、学んだ期間は自分の中に積み重なっていますから。」
S.K花企画のスタッフは、数多くのコンテストに積極的に挑戦し、入賞を果たしている。それは、「新しい自分の世界に向かってチャレンジすることの大切さ」を常に感じながら歩んでいるからなのだろう。
そもそも吉原さんが技能五輪のことを知ったのは、高校生の時。学校に講習会に来ていた奥さん(オーナー夫人金澤明美さん)に話を訊いたことが始まりだった。「自分も挑戦してみたい!」と大会を紹介してもらって出場し、見事敢闘賞を受賞した。
今はお店での接客をメインにブーケの花束をお客様の好みに作り上げる日々。まだ入社から半年余りと慣れないことも多いが、「お客様と話してつくること、つくったものを喜んでもらえることが嬉しいです。」とふんわりとした佇まいで話す。
学生だった昨年に比べて、練習の時間も短くなった。大会に出場して、一つの作品をつくるのに自分がいかに時間がかかっているかということを感じ、日頃の仕事の時から手を早く動かして、スピードを意識していきたいと話す。大会がきっかけで今まで以上にいろんな花や作品への興味が増し、探しては見て、どんな所がいいのかな?と考えるようになった。
自然豊かな木島平で育ち、お花好きな母の影響も受けて自然と花の道へと進んだ。大好きな花に触れる喜びを感じながら、これからもっとたくさんのことを吸収したい!今年は悔いが残らないようにがんばりたい!と語ってくれた。
技能五輪への挑戦は今年が初めてだが、会社では吉原さんより2年先輩の佐々木さん。今はホテルやレストラン、店舗の結婚式やお葬式用の冠婚葬祭のお花づくりや、時には店舗に訪れ、壺生け(※)の作成をしたりもする。季節や時期、お客様の要望に合わせてデザインした花が思い通りにできた時、飾りに行ったその場所のイメージにぴたっと合った時にこの仕事の喜びを感じているそうだ。まだまだ個人的な波もあり、うまく作れない時もある。心の状態がすぐに表れてしまう花の難しさを感じる日々だ。
これまでに技能五輪以外のコンテストに挑戦してきた。「コンテストに挑戦することで自分の視野が広がるし、新しい引出しが増える。お花にも、自分にもそれがいろんなところで生かされればと思う。」と佐々木さん。
いろんな世界をみて、刺激を受けて、またその先へ。「自分らしく、自分がやって楽しいものをつくれるとように、今やらなければいけないことをやる。」と一言一言を丁寧に選びとりながら、強い意志を感じる言葉で語ってくれた。
※壺生け・・・玄関やロビーに飾る大型の花のオブジェのこと。
フラワー装飾とは、5時間の競技時間の間に、完成作品を描いたイメージスケッチを描き、それをもとに花束、ブライダルブーケ、テーブルデコレーションの3作品を完成させるというもの。今回は、競技開催が12月ということもあり、新年パーティをイメージさせた卓上テーブルデコレーションの作成が課題となる。
カーネーションやアイリス、デンファレにストック、若松や水引などの花材を用いて創りあげられる180センチ×90センチの世界。季節に相応しくなんとも華やかでおめでたい雰囲気になりそうだ。
| 社名 | 株式会社 S.K花企画 |
|---|---|
| 代表取締役社長 | 金澤 茂 |
| 設立 | 1977年(昭和52年) |
| 事業内容 | 生花小売り、ブライダル会場装花・ブーケ、葬儀用生花、フラワーデザイン・プリザーブド教室、花キューピット加盟店 |
| 従業員 | 33名 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 住所 | 軽井沢フローリスト花企画 〒381-8502 長野県北佐久郡軽井沢町中軽井沢7 -4 |
| TEL | 軽井沢フローリスト花企画 0267-45-4619 |
| 住所 | 佐久フローリスト花企画 〒385-0001 長野県佐久市横根746-8 |
| TEL | 佐久フローリスト花企画 0267-67-8086 |
| URL | http://www.sk-hanakikaku.co.jp |
| メールアドレス | info@sk-hanakikaku.co.jp |