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真っ直ぐに人の目をみて話す青年だ、という印象。
カメラを向けると「緊張しますね。」とはにかんだ笑顔をみせた。
長田さんは、金属のかたまりなどの素材から、製品の基礎となる形を削りだして形をつくる、いわゆる「ものづくりの基本」である「旋盤」の技術者だ。
(金属にはじまり樹脂などのと様々な素材を加工する旋盤技術。工作物を機械の軸に固定し回転させながら、バイトと呼ばれる刃物で切削すること。)
今は、コレットチャックという部品(CNC自動旋盤、カム式自動旋盤などの製品に組み込まれている重要な部品)の一番最初の工程を任されている。
長田さんに旋盤の魅力や日々のお話を伺った。
高校の授業で初めて触れた旋盤の機械。
なんだかおもしろい、と感じた。それがこの道に進むきっかけになったそう。
入社時に「10年間続けられるか」と上司に問われ、迷うことなく「続けていきます」と答えた長田さん。
長田さんの担当部門は技術の育成に時間を要するため、入社から現在まで異動することなくひとつの部門を任されている。
ひたすら4年間この機械と向き合ってきた。そして、ひとつごとを極めてやっと次のステップに進めるという訳だ。
手のひらに伝わる振動と感覚で、目に見えない世界を削る。
きびきびとした動きで機械を操る長田さんの姿からは、この機械のすべてを自分が把握しているという自信の漲ったオーラが感じられた。
うまく削れている時には、気持ちのいい感覚・音がある。
それが旋盤の難しさであり、嬉しさを感じられる時なのだ。
年々難しい業務に携わるようになってきたと語る長田さん。
複雑な形状のものは、削りだすものに合った刃物を自分で製作しなければならないそうだ。
図面をみて作業手順を十分に把握した後に刃物を製作する。
「刃物を作れない限り、伸びない。」
自分の刃物をどれだけ持っているか、またそれを使い分けていくことがスピードと技につながるのだとか。
匠の域に近づくほどに、刃物の数は増えていく。
先輩で「できる人」の周りには自然と人が集まる。自分もそういう信頼される人になりたい、という。
「これを頼んだら完璧にできる、頼られる技術力を身につけたい。」
長田さんは、休みの日に自主的に練習を積むために出社していることもあるそうだ。
職場の仲間はみんな仲が良く、言いたいことも言える仲だとか。
工程を経ていく程に複雑で微細な加工になっていく旋盤。
それぞれの工程を担当した彼らが互いに切磋琢磨しあいながら、いつかともにひとつの製品を作り上げていくのだろう。
彼らがものづくりの旋盤の未来を支えている。
| 社名 | 株式会社 ダイヤ精機製作所 |
|---|---|
| 代表 | 代表取締役会長:小口 敏孝 代表取締役社長:小口 裕司 |
| 設立 | 昭和26年 |
| 事業内容 | 精密機械器具製造業 (半導体製造及び検査装置、精密測定器及び装置、精密機器・設備機械の設計・加工・組立、ヒューマノイド・ロボットの関節部品、H2Aロケット等航空部品) |
| 従業員 | 160名(平成21年現在) |
| 資本金 | 4000万円 |
| 住所 | 〒394-0084 長野県岡谷市長地片間町1-4-20 |
| TEL | 0266-27-7733 |
| FAX | 0266-26-1188 |
| URL | http://www.daiya.co.jp/ | メールアドレス | info@daiya.co.jp |