ホーム > WAZACANインタビュー > 自分×技能 > 藤森英・合津奈美
大阪府で11月15日に開かれた第1回全国理容美容学生技術大会の理容部門・ワインディング種目に出場。最高賞の厚生労働大臣賞(金賞)を受賞。
11月初旬の第14回全国学生技術コンテストでも同種目で文部大臣賞に選ばれ優勝。
「神技」と称される理容技術をもって、二冠を達成した藤森英さん。
同じく、第1回全国理容美容学生技術大会の美容部門・カット種目に出場し、優秀賞を受賞。
2000人近い出場者の中での受賞を果たした合津奈美さん。
二人が通う松本理容美容専門学校は、実践的なカリキュラムをもとに「美」のスペシャリストを養成。
国家試験の合格率は全国でもトップクラスで、生徒は数多くの大会で受賞を遂げている。
学校に入ると、みんな「こんにちわ」と笑顔で挨拶をしてくれる。
卒業を間近に控えたお二人に、理容・美容に進もうと思ったきっかけや想い、これからの未来についてお話を伺った。
※ワインディング パーマをかける際、頭髪にロッドなどを巻く作業。
美容師になるための国家試験の課題の一つ。
ぴんと伸びた肘がかっこいい
ぴんと伸びた肘と背筋。二人の作業姿には隙がない。
「姿勢を正してカットやワインディングをすること」
これは授業に入って一番最初に言われることなのだそうだ。
「姿勢」はそのまま技術に現われてしまう。いい姿勢でないといいカットはできないのだ。
手先のみに気を取られると姿勢が崩れ、カットも崩れる。
理美容師さんが自然とやっているように見える「スタイル」は、実は全身全霊に意識を張り巡らさないとできないものなのである。
自分の「形」をつくること。
まずはそこからはじまるのだ。
理容をやっていると、なぜかとても落ち着くのだとか
寝食忘れて没頭することもしばしば。「とにかく理容が楽しくて、昔の趣味がなんだったかも忘れてしまいました」と藤森さん。
もっと触れていたい!もっと技術を覚えたい!
やればやるほどその魅力に取りつかれていくそうだ。
初めてこの仕事に興味を持ったのは中学3年生の頃。
「かっこいい美容師さんの仕事に魅せられた」
「高校の時はだらだらと過ごしてしまった」という藤森さん。これではいけないと考えた時に、再び浮かんできたのが理美容の道であった。
美容に進もう、とオープンキャンパスに行くも、そこで聞いた先輩や先生の話に感化された!
「理容しかない!」そう思ったという。
最近は電車の中で、前にいるおじさんのカリアゲに思わず注目してしまったり!!!
「切らせてくれないかなーなんて思いながら熱視線を送ってます(笑)」
華やかな美容業界に比べて、理容業界は施設もその技術者の数も減少傾向にあるという。
しかし、藤森さんには理容しか見えない。
「みんなに理容の良さをもっと知ってもらいたい!イメージを変えたいです」
「いつかは、自分で新しい理容のジャンルを開拓したいんです」ときらきらした瞳で夢を語ってくれた。
マッシュルームカットにはこだわりがあります
「中学生くらいから、お化粧をすることが好きになってメイクのお仕事をしたいなと思っていました」と合津さん。ふんわりと話すやさしい空気の女の子だ。
進路に悩んだ時、「最終的に好きなことを仕事にしたい」と、全般に勉強のできる美容師になろうと思った。
高校を卒業後、松本理容美容専門学校に入学。
「最初は授業についていけなくて、泣いてしまった。先生に相談したり、寝ないで練習をして試験を受けた時もありました」
それでも美容が好き、と続けた努力がいつしか大会で受賞する程になった。
好きなスタイルはなんですか?と訊くと、
「ココリコの田中さん!」との答え。あのちょっとぼさっとしたマッシュルーム具合が堪らないんだそうだ。
自分なりのこだわりがある。
「今はとにかく美容師になりたいです。後輩にきちんと教えられる先輩になれてたらいいなと思います」
「お友達みたいに感じてもらえるような、そんな美容師さんになりたいです」
「好きだからぎりぎりまで追求していきたい」と、おっとりとした物腰で話す彼女の中に、美容にかけるひたむきな想いが垣間見えた。
藤森さんは言う。
「自分は理容という道を選んだけど、その道のいろんな人がいる。普通に働いているひともいる。それに本気にならないと楽しくない」
「今のうちから本気になれることをみつけて やっていければ本当に楽しいから」、と。
自らも進路に悩み、ふとしたきっかけで理容に出会った。
今はそれが天職だと思っている。
合津さんは、「今好きなことをやっているだけ。好きなことをやりたくて勉強している。みんなやりたいことは違うと思うけど、やりたいこととか頑張れることを見つけて、そうやれば多分ずっと頑張れるんじゃないかなと思います」
好きなことを仕事にしない方がいいと言う言葉がある。
それを聞いてもなお、「趣味くらいにしとけばよかったのかなって思うこともあるけど、でも楽しいです。今すごく」
想いは絶えることはない。
悩んで、迷ってそれでもこの道に進んでみようと思えることに出会った二人。
まだスタート地点に着いたばかり。これからもっと幅広い世界が待っている。
| 学校名 | 松本理容美容専門学校 |
|---|---|
| 設立 | 昭和32年 |
| 学科 | 昼間課程(2年制)理容科/美容科/ビューティビジネス科 ※理容科は募集を停止 通信課程(3年)理容科/美容科 ※理容科は募集を停止 |
| 生徒数 | 216名(平成21年現在) |
| 住所 | 〒399-0001 長野県松本市宮田11-7 |
| TEL | 0263-26-2195 |
| FAX | 0263-26-2226 |
| URL | http://www.nrbg.ac.jp/matsumoto/_main/main.html |
| メールアドレス | nrbg@nrbg.ac.jp |