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岡正子デザインオフィス
岡正子
自然とファッションを融合させたエコロジーなファッションを提案し、2009年11月「スティービーアワード」を受賞。
世界各地でのファッションショーをはじめ、自然素材を生かしながらも機能的で女性的であるファッションを長野から世界に発信する岡正子デザインオフィス。
その岡正子デザインオフィスの代表でもあり、デザイナーの岡正子さんは常に自然体だ。ふんわりとした空気を纏い、まわりを自然と笑顔にさせてしまう女性である。
ファッションとエコロジーとは、長野から世界へと発信するファッション。その想いや、これからのことについて伺った。
※スティービーアワード・・・ビジネス現場での優れた業績を評価する国際的な賞。ニューヨーク・ポスト紙には「ビジネス界のオスカー (アカデミー賞)」とも称される。
ECOMACOが、ビジネス女性大賞 最優秀女性ビジネス団体( Women's Business Association of the Year )を受賞した。
シルクやポリ乳酸繊維を用いた服は、風のように軽く、なめらかな肌触り
エコロジーという考えを基軸にデザインし表現する岡さん。
シルクを中心とした天然素材に加えて、新素材繊維である、とうもろこし、バンブー、大豆、和紙などの天然素材を開発するなど、四季折々の天然染料により、日本の四季を身に纏い自然を感じながら生きるライフスタイルを発信している。
今は、日常的に目にするエコロジー製品であるが、岡さんがエコロジーをコンセプトとした衣服を発信しはじめたのは1994年。
日本初の清掃工場でのファッションショーを行うなど、当時としては、かなり先鋭的な試みたっだことだろう。
最初から環境というものを意識していたのですか?と訊くと、「ぜんぜんです。」と笑う。
「時代を表現するのがファッションならば、なぜゴミや自然環境のことを表現していかないのか?時代をいつも表現するのがファッションだ、というのがありました。」
「疑問に思ったことを表現しただけ」と、気負うことなくさらりと想いを形にしてきた。
私だったらどうしたいのか?その想いに真摯に向き合ってこその形だ。想いをデザインした結果なのだ。
高級なイメージを払拭し、なによりたくさん着てほしい!のだそう
1998年の長野オリンピック以降、様々な素材を扱っていく。
その中で、天然素材である「シルク」に惚れ込んだ。
「シルクっていうものは肌が飽きないんだなって。肌が飽きない感触ってあったんだ!って理屈じゃなくあると知ったんです。」
「わたしはシルクでやると決めた。」その瞬間だという。
それからは、長野県内の機屋さんとの試行錯誤。きれいにちぢめるということだけで相当な時間を費やしたという。
全国の産地を100以上廻った。やるだけのことはやったと語る岡さん。
そのふんわりした雰囲気からは想像できないほどのパワーと強さが漲っていた。
想いがなかったら辞めたかった。
それでも、と、こんなにきれいなものがあることを表現したい。ストレッチしてお洗濯もできて、
それでいてファッショナブルでコンパクトな衣服を。
できあがった服は、ふんわりとした質感でまるで風のように軽やか。自然に溶け込むようになめらかで繊細で美しいものになった。
シルクをはじめ、大豆・とうもろこし・オーガニックコットン・和紙・竹など肌にやさしい天然素材を開発した
20世紀と21世紀に移り代わる、時代の象徴たるもの「石油」
その石油に代わるもの、自分たちの土地で作れる植物で紡げる糸はないか?と考えた時、とうもろこしなどの素材に出会った。
原料(エネルギー源)は変わっていく という部分に目をむけ、エコロジーというものを表現するものがあると思っていたのだそうだ。
「私たちが生きている今だからこそできる方法がある。
だからこそ「伝統技術」「最先端技術」「エコロジー」の3つをミックスさせたものに。今だからこそできる新しい表現をやりたいと思っている。」
そして生まれたのが、とうもろこしなどの新素材繊維とシルクとのそれぞれの良さをうまく組み合わせたブランド「ECOMACO」や、シルク本来の美しさをカジュアルに表現した「Japonica」だ。
岡さんのつくる衣服は、着る人にライフスタイルや生き方までも提案している。
「ナチュラルに自然体で生きること」「纏う衣服にもちゃんと意志をもっていたい」「肌に触れるものだから、なにより自然なものを」という女性の願望に応え、そして受け入れられている。
終始笑顔の岡さん、まさに自然体
岡さんのコンセプトに共感する人は、日本だけに止まらない。
エコロジーをコンセプトとして流して続けてきた結果、それを理解して場所をあたえてくれた人たちがいた。
写真一枚を信じて、わざわざメキシコから来てくれた学校の先生方がいた。それが、メキシコのファッションショーにつながるなど、様々な出会いがいろんな箇所でのステージを与えてくれたのだ。
今では、メキシコをはじめ中国、フランスなど世界各地でファッションショーを行っている。
そうして海外でみせていく中で、あらためて「長野」の財産、「日本」の財産といえる「繊維」の素晴らしさを実感したのだそうだ。
糸を生み出す力、機屋さんや染色屋さんの持つ先端技術。
そして、自然の中に神様がいると考える日本人の精神性。
それらすべてが「エコロジ―」を自然に表現できる理由なのだ、と岡さんは言う。
また、そういったものが海外に行ったときにみてもらえるオリジナリティなのだ、とも。
長野には、美しく、そして厳しく色濃い四季がある。
自然とともに暮らすという自分があって感じたことを表現していける。長野だからこそできる表現がある。
長野から日本へ、そして世界へ届けたいのは、自然のエネルギーを身に纏うこと。ありのままの自然体になれるスタイルなのだ。
今の女性に対してひとことを、と訊くと、
「自然体で十分美しい、ほほえみに勝る美しさってないと思うんです。
だからこそ、ほほえみをいっぱい生めるような洋服になりたいって思う。
自然体ででてくるなっていうものの一部になりたいですね。」
思わず笑顔がこぼれた。
| 社名 | 岡正子デザインオフィス |
|---|---|
| 代表 | 岡正子 |
| 設立 | 1989(平成元)年4月 |
| 事業内容 | 衣料関連事業/教育事業/各種デザインコンサルティング等 |
| 従業員 | 10名 |
| 資本金 | 1000万円 |
| 住所 | 〒380-0936 長野県長野市岡田町 96-5 |
| TEL | 026-224-5165 |
| FAX | 026-224-7744 | URL | 岡正子デザインオフィス http://www.oka-masako.com/ ECOMACO http://www.ecomaco.com/ Japonica http://japonica.in/ |