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長野技能五輪・アビリンピック2012 3年前プレイベントが開催されました。

2009.11.24

「技と夢を語る」をテーマにトークセッションが行われた

匠を目指す若い技能者と、名工といわれる域に達した匠が一同に会した

11月16日、松本市で「長野技能五輪・アビリンピック2012 3年前プレイベント」が開催されました。

今年9月カルガリーで行われた技能五輪国際大会に出場された2名(ポリメカニクス:藤森将史さん、左官:手塚雄二郎さん)、同11月に茨城県で行われた技能五輪大会に出場された3名(電工:竹内翔さん、建築大工:竹内美和さん、信州緑地:中澤一夢さん)が技能という道を選んだきっかけや今後の夢についてトークを繰り広げました。

日本代表の選手だけが着れるベージュのジャケット姿で登場した藤森さんと手塚さん。
カルガリーでの国際大会での戦いを終えた二人の姿は、自信に満ち溢れていました。
自由な雰囲気の中で行われた大会は、スケールも日本大会とは比べものにはならなかったとか。

藤森さん「練習できないことは本番でやらない。練習で経験をできるかぎり積み、たくさん失敗することを心がけて大会に臨んだ」
手塚さん「自分は器用ではないから」と「こつこつと練習を重ねてここまでこれた」
なにより頼もしいのは、「ヨーロッパの土壌でも十分にやっていける手ごたえを感じた」との言葉。
実際、手塚さんは左官部門ではじめての銅メダル獲得という快挙を成し遂げています。
彼らが活躍していける場は世界中に限りなくあるのだと感じました。

大事なのはとにかくあきらめないこと。そして自分の立ち位置を常に意識して取り組むことだ、と二人はともに語っていました。
言葉で表すと、とてもシンプル。
でも、実際にそれを実行し続けていくことはとても難しいことです。
自分を信じて、有言実行できる彼らだからこそ、世界の舞台に立つことができたのでしょう。


技能五輪茨城大会に出場した、竹内翔さん、竹内美和さん。
竹内翔さんは、「学ぶ」ではなく「まねぶ」
まずはまねて技術を盗んで自分のものとしていく。主体的に取り組んだそう。
竹内美和さんは、恩師の言葉を常に心においてきたとか。
「できることでもできないとおもえばできず できないと思われることでも、できると信じればできるようになる」、自分を信じて進んできたそうです。
中澤一夢さんは、つらい時こそ教えてもらったことを繰り返し練習し、次の目標をみつけてそれにむかってがんばった。とか。


そんな彼らの将来の夢は、
藤森将史さん「技能五輪出場者で会社をつくってみたい」
手塚雄二郎さん「後輩に技術を伝えたいし、早く社長に認められるような一人前になりたい」
竹内翔さん「金メダルを取って世界大会を目指す」
竹内美和さん「先輩から知識・技術を学び次の世代につなげたい」
中澤一夢さん「技能五輪で学んだ経験を生かして一人前の庭師に」
大会を経験し、次のステップ目指して進んでいく彼らの姿は、とても頼もしく感じられました。


若き彼らが、匠の高みへ辿りつくまでの道のりは遠く険しいものかもしれません。
しかし、ひとつの技能を高め続け、未来へ引き継いでいくのだという強い想いは、決して匠たちにひけをとるものではありません。
スポーツ界はオリンピック。技能界には技能五輪・アビリンピック大会がある。 謙虚に、真摯に技能に取り組む若者たちのすこぶるかっこいい姿をこれからも追い続けていきたいと思います。