2010.6.01
ショコラの艶と口当たりは、
微妙な温度調節できまってくる
ピエスモンテは、
魅せる芸術要素の強い装飾菓子
自分×技能で取材させていただいた
春日千佳子さんは銀賞を受賞
パティシエは芸術家だ。そう思うことがしばしば。
砂糖やチョコレートなどの特性をどこまでもひきだし、美しく輝く芸術品のような作品に仕上げることができるから。
今日は、松本市のカタクラモールで行われている「長野県洋菓子コンクール」に行ってきました。
コンクールは今回で2回目。今年は県内のパティシエが100人以上参加。
『グラン・ガトー』、『コンフィズリー』といった、ケーキ屋さんで目にしているようなケーキの技を競う部門。
砂糖やチョコレートを用いて大型の作品に仕上げる『工芸菓子』部門。
マジパンやバタークリームでデコレーションする『デコレーションケーキ』部門。
『ジュニア部門』、『ディスプレイ部門』の様々な作品が審査をうけ展示されていました。
チョコレート・飴細工、マジパン・バタークリームでのデコレーションなど、いずれも材料の特性を知り、手早く扱うことができないと、美しい作品に仕上げることはできません。
チョコレートや飴は、微妙な温度調節をし、手早く作業していくことで美しい艶のある作品になります。
マジパンやバタークリームは扱いの手早さと繊細な模様を描いていく技術等が必要です。
これらは日々感覚を鍛え上げていかねば身につかないもの。
コンクールでは、それらの繊細な技術が競われています。
主催の長野県洋菓子協会 岩井理事(上田ヴァールマタン・シェフパティシエ)に審査のポイントは?と訊くと、
「技術はもちろん大切なこと。だけれども私たちが作っているのはあくまでも洋菓子で食べられるものです」
「ですから、きちんと食べられる素材を使って仕上げているかどうか。安心安全な素材で作られているかどうかが大切なことなんです」
作り上げる繊細な技術の難しさを競うことはもちろんのこと、食べ物を使って作り上げている作品であることをきちんと意識したものづくりを目指してほしいとのことでした。
自分×技能で取材させていただいた菓匠Shimizuの春日千佳子さんもマジパン仕上げで今コンクールに参加されており、見事銀賞を受賞されていました!
マジパン部門の入賞者8名は、東京で行われるジャパン・ケーキショー東京へ挑戦されるとのこと。
これから11月の大会に向けて3カ月以上かけて準備を行うそう。
長野県のパティシエたちの活躍がたのしみです。
※グラン・ガトー・・・フランス語で大きなケーキという意味。いわゆるホールのケーキ。
※コンフィズリー・・・キャンディやヌガーなど砂糖を使った菓子
※工芸菓子・・・大型の装飾菓子。ピエスモンテといった飴細工やチョコレートの工芸菓子などがある。