2010.6.08
基本技術に加えて、センスや想像力が
問われる。
(下)は細井次郎さんの作品
(上)磐佐健太郎さん。前回の作風を
離れ「パネルの交差した」作品に挑戦。
(下)矢島悠希さん。TRICKで新人賞。
実際の人間の髪になると難しいそう。
長野県の理容業界のいま。を知るには、この大会に行くといい。
6月7日に長野県理容会館(松本市)で行われた「第55回長野県理容競技大会」。
来る7月6日、10年ぶりに長野県松本市で開催される『関ブロ』※の前哨戦である。
※第54回関東甲信越理容競技大会・・・通称『関ブロ』
関東ブロックの1都9県から100名近い理容師が全国大会を目指す。全国大会入賞者はほぼ関東ブロックから出ており、全国トップレベルが集う大会。
大会は、
課題競技・・・競技規定に基づいて時代背景、流行をとりいれる。
→クラシカルカット・ファッションカテゴリー/レディスカット・モードカテゴリー/アイロンパーマ/クラシカルボンバージュ・セット/ロッド・ワインディング
フリースタイル・・・基本をベースに発想と想像力を加えたデザイン的な要素が評価される。
→TRICK/フリースタイル
の部門で競われる。
どちらも、カットやワインディングの基本技術を土台に、フォルムやデザイン性、アレンジ力、迫力、繊細さ、新鮮さを加えてヘアスタイルを創りあげていくものだ。
音楽の流れる会場で、対照的にぴんと張り詰めた面持ちで大会に臨む選手。
みな集中力が途切れることがなく、それぞれの思い描くイメージをその手で鋏で創りあげていた。
どんなことを思い描きながらスタイルをつくっているのだろう?と、参加されていた細井次郎選手(レディスカット・モードカテゴリーで優勝)に競技終了直後に伺った。
「夢中で競技していたから、何かを考えてるとかそういった余裕はなかった。でも普段は、鳥とか花とかをみてイメージを膨らませている」
細井さんの創りあげたスタイルは風をまとうように美しく流れるフォルム。まさに日々磨いている想像と、技術とが創りあげたものなのだ。
競技終了直後、満足げな表情を浮かべる人、仲間のもとに戻り「終わったー」「全然できなかった」と悔しそうな表情を見せる人。
自分にはもっといいものができる!自分の技術を出し切りたい!という思い。飽くなき理容への探求心や、仲間とともに歩む姿があった。
今大会をみていて感じたこと。
理容は、ただ、見た目だけの格好よさや、デザインだけを追い求めるのではないということ。
理容師によるカットは、正確な技術と、「髪」に対する深い知識とに基づいて創られている。だから、こんなにも美しいのだ。
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今大会の結果、7月6日(火)に行われる、第54回関東甲信越理容競技大会 (松本市総合体育館)へは、クラシカルカット・ファッションカテゴリー/レディスカット・モードカテゴリー/TRICKに出場の9名が出場権を得た。
活躍が楽しみである。
※全理連ウェブサイト